シックハウス症候群
住宅の話になると最近よく話題に上がるのは「シックハウス症候群」という言葉です。
室内空気汚染とか科学物質過敏症などとも呼ばれることのあるこの症状、
いったいどんなものなんでしょうか?
シックハウス症候群は、建物の化学物質などが原因で
めまいや吐き気、頭痛、平衡感覚の失調や呼吸器疾患などの症状を訴える病気です。
特に新築・改築の後にかかるケースが多く
、例えば阪神大震災の後の新築・増改築が原因で
兵庫県では16%の人がシックハウス症候群の症状を経験したと言われています。
シックハウス症候群の症状は人によって違いますが、代表的な症状は次のようなものです。
1.自律神経障害
発汗異常や手足の冷え、疲れやすくなるなど
2.精神障害
眠れない、不安を感じる、うつ状態になるなど
3.末梢神経障害
喉の痛みや喉の渇き
4.消化器障害
下痢、便秘など
5.眼科的障害
結膜の刺激による症状
6.循環器障害
心悸こう進
7.免疫障害
皮膚炎やぜんそく、自己免疫疾患など
特に疲れやイライラ・睡眠障害はシックハウス症候群にかかってしまった人の多くが訴えます。
シックハウス症候群は
自律神経失調症や花粉症・更年期障害やストレスなどの症状にも酷似しているため、
判断が付きにくいようです。
もし入居・増改築直後に限ってこうした症状が出た場合は
シックハウス症候群を歌があってみる必要があるでしょう。
シックハウス症候群の予防策
家を建てる際にシックハウス症候群を予防するには、「建材の選択」「設計」「生活習慣」の3つのポイントを抑えることが重要です。これら3つの点を考えるに当たってシックハウス症候群の原因物質の特性を知っておくことも重要です。壁紙や接着剤、合板などの建材を選ぶ際や、換気などの関係した設計・プランを立てる段階でこの特性を考えながら計画を練っていくことで、最低限の原因物質に抑えることができます。完全に原因物質が出ないようにすることができないとしても、こうした特性を知っておけば上手に付き合いながら快適に生活できるでしょう。
○室温と原因物質の放出量の関係
原因物質は、室温が高いほど多く放出されます。夏場や、冬場に暖房をかけた部屋では時には何倍も放出量が上がります。
○高さと原因物質の濃度の関係
1階よりも2階のほうが濃度が高くなります。
○換気によって急速に放出できる
1時間おきに5分間の換気をするだけで、一気に原因物質を放出することができます。換気の良い構造の家にすることで、原因物質が人体に与える影響を最低限にとどめることができます。
○原因物質ごとの放出期間
トルエン・キシレンといった溶剤は数年ほどで放出量が減少しますが、ホルムアルデヒドは十数年間放出し続けるという調査結果が出ています。